ジャクソン・ディジー・レ・テール・ルージュ・ロゼ・2011

**JACQUESSON

DIZY
LES TERRES ROUGES
ROSÉ
2011**

Pinot Noir（主体）
Dosage 極少量（エクストラ・ブリュット相当）

ディジー村の区画「レ・テール・ルージュ（赤い土壌）」に由来する、ジャクソンのパルセレール・ロゼ。
2011年は、果実の成熟感と穏やかな酸が調和し、ロゼでありながら静かな奥行きを備えた年です。

グラスに注ぐと、野イチゴやラズベリー、チェリーを思わせる赤系果実の香りに、ほのかなスパイスと土壌由来のニュアンスが重なります。
華やかさを誇張せず、テロワールを映す落ち着いたアロマが印象的です。

口に含むと、ピノ・ノワール由来のしなやかな骨格と、2011年らしい丸みのある酸が美しく溶け合い、赤い果実の旨みが穏やかに広がります。
後半にはミネラル感とわずかなビター感が現れ、余韻は長く、端正に続きます。

色合いの美しさや果実味に留まらず、区画と年の個性を味わうためのロゼ。
ジャクソンの哲学が、静かに、しかし確かな輪郭で表現された1本です。